美容院が好き

昨日美容院に行ってきた。僕は美容院が好きだ。こう書くと美容師さんと話すのが好きな明るい人間みたいだが別にそういうわけではない。話すのも嫌いではないんだけど僕は特別話すのが上手くないので、むしろ話が膨らまなくて申し訳ないと心の中で思うくらいだ。

美容院に行くと髪を切られたり、シャンプーされたりとなんだか自分が大型犬にでもなってトリミングされている気分になる。

髪を切られているところを見るのは楽しいし、耳に入るシャキシャキ、ジョクジョク、というような音は聞いていて気分がいい。伸びた髪が切られて落ちて、床やてるてる坊主みたいになっている自分に積もるのも見ていて面白い。それを雑に箒で端に寄せられるのを眺めるとかなりの量で、あれが頭に生えていたと思うとなんだか頭が軽くなる。

シャンプーをされるのもいい。コースにシャンプーがなければ必ずオプションで追加している。人に髪を洗われるのは自分で洗う100倍気持ちいいというのが僕の持論だ。大人になってから頭を人にわしわしと洗われ、揉まれることはないのでこの時間はいつもとても楽しみにしている。個人的にシャンプーをされてる時が一番大型犬の気分になる。あと機能的なところで言うと、髪を切られた後そのまま帰ると家に帰ってから切れた髪が無限に頭から落ちるのでそれを予防する意味でもシャンプーはしてもらった方がいい。

最後にワックスなんかもつけてもらってなんとなくいつもよりいけてる自分な気分で出かけるもよし、そのまま家に帰るもよし。髪を切るのは1、2ヶ月に一度のちょっとした楽しみなのだ。