明日の照り焼き

日々のこととか趣味のこととか

ただ生きてるだけ

日々を無為に過ごしている。

別に仕事や日常で大きな失敗をしたわけでもないのに心は暗い。自分の代わりはいくらでもいて、自分である必要のあることなど一つもない。何をしても満たされる感覚はない。

仕事も趣味も何をしても生きている感覚がない。味のなくなったガムを吐き捨てるタイミングを失って噛み続けているのと同じように、なんの意味もないが死ぬキッカケもないので生き続けている。

人に生きる意味など多くの場合ないのではないかと思うのだが、私以外の人はそれでも何かを見出し、懸命に生きている。どうすれば私もそうなれるだろうと考えるが何の行動も起こさない。進んで死にたいとは思わないし、日々を楽しく過ごしたいと思うが、何をしても楽しいにのめり込むことはできない。

何かを求める気持ちも薄くなり、ただ流されるままに生きている。自分が何をしたいのか、何になりたいのか、思春期のような焦りはなく、淡々と考えている。ただ生きているだけ。考えること、歩くこと、食事をすること、立ち上がること、呼吸をすること、何もかもが億劫で暗い一人の世界に横たわっている。起き上がらなければならないのに、手のつき方、膝の立て方を忘れてしまったのか起き上がることがままならない。自分が生きていていいと思えるような、生きている実感が欲しい。漠然とした不安をこの世界から消したい。